SRSホールディングス株式会社

LOVE☆(愛する)

サステナビリティ

「愛する」 コミュニティーを愛し、人びとと共に生きます。地域社会や環境にやさしく

コミュニティーとは、お店がある地域社会、そしてそれを取り巻く地球環境をも含めたものと、私たちは捉えています。コミュニティーを愛し、愛され、親しまれる存在であるために、私たちはこれからも環境問題に取り組み、地域社会に積極的に関わり貢献し続けていきます。

食べ残しの削減に向けたメニューの改善

「和食さと」では、お客様のニーズに合わせたメニュー開発を行うことで、食べ残しの削減にも取り組んでいます。和膳や丼メニューではお客様のご希望に合わせてご飯や麺の量を選択できます。焼きぎょうざや唐揚げなどの人気商品についても、お客様からのご要望を受けて少量メニューを導入しています。「さとしゃぶ」などの食べ放題コースでは一品メニューの量を少なくすることで、お客様が様々な料理をお楽しみいただけるとともに、食べ残しの削減にも貢献しています。今後もお客様のニーズにお応えすると同時に、食品ロス対策などの環境にも配慮した取り組みを継続していきます。

焼ぎょうざ(通常6個のハーフサイズ)・ミニローストビーフ丼・ミニうどん

フードバンクへの協力による、食の貧困と食品ロス低減の取り組み

これまでも店舗での食品廃棄物削減のために様々な取り組みを行ってきましたが、2018年度からは新たに「フードバンク」の利用を開始し、賞味期限までに使い切ることができない食品を「認定NPO法人ふーどばんくOSAKA」に寄贈し、母子の支援団体や福祉団体などを通じて必要とされる方へお届けしています。食品廃棄物の抑制を図るだけでなく、食を提供する企業として、食を通じて社会に貢献できる活動に今後も積極的に取り組んでいきます。

食品ロスの改善・廃棄物削減の取り組み

食品ロスの改善につながる仕込指示書と事前準備表の活用

「和食さと」では、店舗での食材ロスを削減することを目的に、売上予測と過去の使用実績から各食材の使用量を予測し、仕込み指示書や事前準備表を作成しています。
仕込指示書とは、その日必要な食材の定数が算出されたもので、事前準備表は、ピーク時に作り置きが必要な商品の定数が算出されたものです。決まった時間に在庫を確認し不足分のみ仕込みや補充などを行います。仕込指示書と事前準備表を用いて食材を適正に管理することで食品ロスの改善に繋がっています。

仕込指示書
日ごとの売上予測に応じて、必要な食材の定数を算出。従業員は決められた時間に在庫をカウントし、翌日の定数に合わせて不足する食材の仕込みを行います。

食材の小ロット化や週間棚卸しの実施用

食材の下準備においても、食品ロスを意識して工夫しています。例えば、しゃぶしゃぶ(すき焼き)用スライス牛肉は、専用皿にそのまま乗せるだけの大きさになるように肉をスライスしたうえで、3~6枚をスライドして並べ、そのまま解凍しています。これにより盛り付けミスや肉の切れ端が残ることによるロスがなくなります。
その他、ウィークリーマネジメントの一環として、週間棚卸しを実施しています。毎週日曜日、ディナーピーク後に重点管理食材約20品目について棚卸しをし、理論使用量と実際使用量、直近5週間の食材ごとのロス推移を確認し、店舗におけるロス管理に役立てています。

事前準備表
ランチタイム、ディナータイムに準備(盛置き等)が必要な商品の定数を算出。ランチとディナーのピーク前に在庫をカウントし、ピークタイムに必要な食材の準備を行います。

測定による廃棄物量の管理

食品廃棄物は年間2,500万トンにものぼると推計されており、このうち食品ロス(食べられるのに捨てられているもの)は600万トンにものぼります。SRSグループでは、地球環境に配慮し、廃棄物の削減の取り組みの一つとして廃棄物量測定による管理を行っています。店舗では、洗い場や調理場、バックヤードなど、複数のゴミ箱を設置し、「調理くず」「食べ残し」「パッケージ・ビニール類」などの区分けを行い、それぞれの廃棄物量を毎日測定します。測定したデータは毎月本部で集計・確認を行い、データに異常値があれば、店舗責任者へ連絡・指導し、状況に応じて実地調査を行っています。

廃棄物計量記録帳
水切りを行ったうえで計測し、廃棄します。

飲酒運転撲滅運動への協力

「SDD PROJECT」への協力

2011年から大阪発の飲酒運転撲滅運動「STOP!DRUNK DRIVING PROJECT(SDD)」に協力し、店舗でも啓発活動を実施しています。SDDは飲酒運転を撲滅するため、「あなたには何ができますか?飲酒運転をなくすために」をテーマに、内閣府や警察庁をはじめ、関連省庁や団体の後援を受けて、交通遺児基金への寄付活動などを行っています。2012年からは、飲酒運転をやめない大人たちへ子どもたちの目線と子どもたちの言葉で力強く書に思いを込めてメッセージを届ける「全国こども書道コンクール」にも協賛し、「和食さと」の店舗にて作品の応募を受け付けるとともにSDDの活動を広くお客様や従業員に発信しています。

ハンドルキーパー運動への賛同

ハンドルキーパー運動とは、悲惨な交通事故につながる飲酒運転をなくすために一般財団法人全日本交通安全協会により実施されている活動です。「乗るなら飲むな、飲むなら乗るな」を合言葉に、自動車で飲食店に行って飲酒する場合に、グループ内で飲酒しない人(ハンドルキーパー)を決め、その人が同行者を自宅まで送り届けることを徹底し、飲酒運転の根絶を目指しています。
「和食さと」ではこの運動に賛同し、アルコールをご注文の際に車を運転される方や未成年者でないことを確認し、ハンドルキーパーには「さとカフェ」の無料サービスを行っています。飲酒運転撲滅のために、アルコール類を提供することに責任を持ち、フードサービス業としてできる活動を続けていきます。

社会貢献

募金活動の推進

SRSグループでは、地域社会の抱える課題解決に貢献することも重要な使命だと考え、募金活動を積極的に推進しています。世界中のこども達に人道支援を行うNGO団体「セーブ・ザ・チルドレン」の活動支援として、SRSグループは2006年から店頭に募金箱を設置しており、2022年度には約90万円の募金が集まりました。その他にも、毎年11月~12月に日本フードサービス協会が障がいのある人々のスポーツを通じた社会参加の支援、世界で飢えに苦しむ人々への食糧援助や環境保全活動を行う団体に寄付するために実施している「ジェフ愛の募金」の活動支援として募金箱を設置しており、2022年度は約10万円の募金が集まりました。

災害時の徒歩帰宅者への支援

「災害時帰宅支援ステーション」とは、公共施設や民間の店舗などのうち、「大規模災害が発生した際に、帰宅困難者に対して「トイレ」「水道水」「道路状況などの情報」「休憩場所」などを可能な範囲で提供し、徒歩帰宅者が円滑に帰宅できるよう支援する施設です。
SRSグループも阪神・淡路大震災や東日本大震災の教訓を活かすため、2009年から協力しており、2020年度末時点で200店舗以上にのぼります。
協力店舗には「災害時帰宅支援ステーション」のステッカーを貼付し、要支援者への周知をはかるとともに、災害発生時には従業員の安全を確保しながら、適切な支援が行えるよう、協力準備体制を整えています。

こども達の食育をサポート

キッザニア甲子園にて「すし屋」パビリオン出展

SRSグループは「食」を提供する企業として、こども達への食育支援活動に取り組んでいます。仕事の体験ができる「キッザニア甲子園」に「すし屋」パビリオンを出展し、2019年3月に10周年を迎えました。パビリオンでは、巻き寿司、にぎり寿司、押し寿司など季節によって変わる寿司を、実際の店舗と同様に作る体験ができます。
キッザニア甲子園への出展は、将来を担う子ども達に、料理を作ること、食べることの楽しさ、大切さを伝える食育活動そのものです。
「食の安全・安心」「食材知識やその歴史」「働くことの大切さ」を一人でも多くのこども達に伝えられるパビリオンを目指していきます。

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