DREAM(夢みる)
サステナビリティ
サステナビリティ
私たちにとって、SRSグループで働く人々は大事なパートナーです。共にレストラン業への夢を持ち、誇りある職場、誇りある企業として、パートナー一人ひとりが未来に向かって挑戦できる場を提供していきます。
Qこれまでのキャリアを振り返ってください。
A2013年4月に入社し、1年目は関東の店舗へ配属になりました。初めて親元を離れましたが、アットホームな同僚や店長のおかげでとても充実した時間を過ごせました。
2年目は新入社員のサポート役として関西の店舗へ配属になりました。初めて後輩ができて、サポート役として立ち回りつつ、負けていられないと強く感じましたね。
3年目は、副店長代行としてキッチンのマネジメントに重点を置いた1年でした。4年目~6年目は教育店と呼ばれる店舗で副店長として奮闘しました。この期間は、教育に重きを置きながら、店長業務も少しずつ学んでいました。その後、店長に就任し、既存店舗の管理や新規店舗の立ち上げなど、教育店で学んだことを存分に活かすことができました。店長として3年間経験したのちに産休・育休を取得しました。現在では11年目となり、採用担当として働いています。今までと業務内容は異なりますが、毎日楽しく働いています。
Q産休・育休を経て復帰されましたが、今はどのような働き方ですか。
A産前は店長として働いていました。会社に妊娠を報告すると、勤務時間の見直しなど親身になって対応していただきました。
「切迫早産」となり自宅安静になった時も直ぐに対応していただき、その後もスムーズに産休・育休を取得することができました。休暇中も上司からは定期的にお電話をいただき、体調確認をしてくださったり、とコミュニケーションを図ってくれたので、今後の流れを相談しやすい環境で、復帰の手続きはスムーズに行えました。
復帰後は、10時出社・17時退社の実働6時間で時短勤務をしています。朝は8時に子どもを保育園に預け、18時半にお迎えに行きます。
仕事内容も、立ち仕事から座り仕事になりました。店舗でお客さまと接していた業務が、学生と接したり、以前よりも多くパソコンを扱う業務に変わったので、始めは慣れるまで緊張で気疲れし、子どもを寝かしつけると私も一緒に寝落ちすることが多々ありました。また、子どもは突発的に体調不良になることが多く、自宅勤務や欠勤・早退する事も多々あります。このような状況下でも、採用担当の仲間たちは、嫌な顔ひとつせずフォローしてくれています。採用担当の仲間以外にも、実家・義実家のフォローもあり、突発的なアクシデントにも対応できるようになってきました。仕事中は、仕事に集中し、帰宅すれば母親として子どもに癒される。このようにオン・オフを使い分けて働いています。
Q子育てしながら働くことで職場の雰囲気をどのように感じていますか。
A産休・育休を経て、この会社で働いてよかったと凄く思いました。出産や育休に関わる様々な手続きをスムーズにしていただき、復帰してからもフォローアップしてくれていたことを感じました。
会社の方向性としても「みんなが働きやすい会社」を目指していることをとても実感しています。
育休から復帰後は採用担当に配属になりましたが、自宅勤務を含めて、どうすれば継続的に働くことができるのか、親身になって考えてくれている会社です。
しかし、まだまだ「答え」が見つかっていないのも現状です。今後、時短勤務をする上での問題点や産休・育休後のキャリアの拡大面も含め、考えていかなければいけないと思っています。
Q中学校教諭から転職されたそうですが、なぜ外食産業に転職しようと思ったのですか。
A人々にとって、なくてはならない業界・産業に関わりたいと思ったのが、転職した理由です。
私にとって、食べることの「楽しさ」は、食事そのものだけでなく、その空間や雰囲気、時間を含んでおり、人々が生活するうえでなくてはならないことだと考えていたので転職を決めました。
現在は、販売促進課に所属しており、テーブルメニューなど店舗で使用するツールの制作やアプリの運用などが主な担当です。
今の業務は、自部署だけでなく他部署との協力が不可欠です。そうした中で、教師生活で培った「コミュニケーション能力」が活きています。
Qこれまでの仕事ではどのような苦労があり、それをどのように乗り越えましたか。
A入社して初めのうちは、様々な業務を、より正しく、より早く覚えることに苦労しました。
一つひとつの業務を自分のものにできるように積極的に挑戦し、周りの皆さんにサポートしていただいたので、乗り越えることができました。
現在は販売促進担当として、「お客さまが求めているものはなにか」や「お客さまを惹きつけるにはどのような方法が効果的なのか」を考える時に悩むことがあります。
そんな時は、一人で悩んでいても、良いアイデアは出てこないので、上司をはじめとして、他部署の仲間にも相談することで乗り越えています。
Q未経験でも活躍できるようになるまでには、会社からどのようなサポートや教育プログラムがありましたか。
A「にぎり長次郎」を運営している事業会社のフーズネットでは、新卒社員向けに3週間の入社研修を行っています。調理や接客について研修で習うのですが、座学だけでなく、店舗で実際にお客さまを相手にした実践的な研修もあります。店舗に配属になってからも、配属の初年度に限り、月に1~2回は研修センターでフォロー研修を受講します。
このほかにも、私自身は、二つの人材育成プログラムを受講しました。一つ目は、JRC(日本リテイリングセンター)主催の中堅育成セミナーです。このセミナーでは、2泊3日で「チェーンストア理論」を学びました。
主に米国企業のチェーンストア経営を参考例として、日本におけるチェーンストアの現状や経営理論を学びました。新しく学ぶことが多く、非常に刺激があるセミナーでした。
二つ目は、社内プロジェクトのマーケティング人材プログラムです。このプログラムでは、まず、GLOBIS社が提供するマーケティングに関する講座をeラーニングで受講したのちに、SRSグループマーケティング戦略室が実施している社内研修を受けました。GLOBIS社の講座では、マーケティングの基礎について学びましたが、社内研修では、外食産業でのマーケティングの考え方について学びました。
今後は、日本マーケティング協会が主催するセミナー「マーケティング・ベーシックコース関西2023」を受講します。このセミナーでは他社の方とチームを組んで、マーケティングプランを作成することが目標です。
新しいことを学べる機会をもらえることは非常にありがたいです。しっかりと学びの場を活用してスキルアップしていくことで、日々の業務にも活かしていきます。
Q「短時間正社員店長」とは何か、教えてください。
A「短時間正社員」はフルタイム(8時間)で働かず、勤務する時間帯を選んで働く正社員です。その中でも「短時間正社員店長」は、店舗で接客業務や調理業務をしつつ、店長として店舗マネジメント業務も実施しています。
私は、毎日9時半出社・17時退社の実働6時間半で勤務することが多いです。働ける時間が限られているので、パートナー(パート・アルバイト)の皆さんに頼らないと円滑に運営できない事も多くあります。そのため、しっかりとコミュニケーションを取る事を意識しています。
店長不在でも安心して店舗を任せられるように、パートナーへの教育には力を入れています。特に、学生は卒業などで入れ替わりが早いので、教育するタイミングを見極めることが重要だと考えています。
また、安定した店舗運営の実現の為に、主に社員がいない時間帯における店舗運営の責任者(シフトマネジャー)をさらに多く任命できる方策について模索中です。
Q「短時間正社員」というワークスタイルを選んだ理由を教えてください。
A元々は、子どもが2歳になり、保育園に預けると同時に店舗のアルバイトとして働き始めました。当時は、10時から夕方まで、6時間程度働いていました。アルバイトとして入社してから1年後に「短時間正社員」という制度があることを知りました。正社員として働きたい思いがあったので、この制度を利用することに決めました。子どもが小学3年生になった時、店長に昇進できる事になりました。子育てがあるので、働く時間帯の変更や時間を増やすことはできませんが、仕事においてはキャリアアップしたい、という思いはありました。時間を有効活用できるこの制度はその思いを叶えてくれました。飲食業界では、夜まで働かないと正社員や店長にはなれないと思っていたので、短時間正社員の働き方でも店長になれたときは嬉しかったです。
Q今後、どのようなキャリアを築いていきたいですか。
A今後は、「短時間正社員」として店長よりも一つ上の職位であるエリア店長へのキャリアアップを目指しています。働く時間帯や時間が限られている場合、キャリアアップできないと思われがちですが、キャリアアップできる制度はあるので、「短時間正社員エリア店長」を実現することで、「短時間正社員」でもキャリアアップできることを示していきたいです。
エリア店長を目指す為に、自身のスキル向上に向けて、資格取得の勉強をしています。資格を活かし、仕事においても職位の幅を広げていきたいと思っています。
働く環境は一人ひとり異なり、ライフステージの変化もあります。人と違うことを、プラスにとらえて、キャリアアップし続けたいです。